フォニックスとは英語圏の子どもたちに読み書きを教えるために開発された、英語のスペルと発音の関係性を学ぶ音声学習方法です。英語のスペルと発音の仕方には一定の法則性があります。その法則性を繰り返し発声して練習することで、英語の正しい発音を自然と身に付けることができます。
フォニックスをお子さまが学ぶ最大のメリットは、スペルと発音の関係性を理解できることで、英語の土台を作ることになり、英語の上達スピードが早くなります。また、英語の発音がきれいだと、子どもが英語に自信が持てるため、英語学習に意欲的になります。
本記事ではフォニックスについて、英語学童スクール「明光キッズe」 で実践しているフォニックスレッスンをもとにして明光キッズeのマーケティング担当がご紹介いたします。
目次
フォニックスを学習すると子どもの発音が「とても」良くなる！
フォニックスを学んでいる子どものお母さんからよく聞く声は、以下のようなものです。
◆よくある声
お母さん「うちの子どもがいきなりきれいな発音で英単語を話すので、びっくりした！」
具体的には、ご飯や料理についてお母さんとお子さまがコミュニケーションをとると、お子さまがネイティブのような発音で「Pizza(ピッザァ)」や「Apple(アッポー)」と発音するので、お母さんも急な上達ぶりに驚いてしまうということです。
以下のYouTube動画をご覧ください。学童保育の明光キッズeでフォニックスを学んでいるお子さまが英語を発音しておりますが、日々レッスンを通してフォニックス学習を続けていったことで、お子さまの英語の発音が良くなっています。
◆フォニックスを学んだ子どもの発音
https://www.youtube.com/watch?v=1hLZ39D7jnE
それでは、次にフォニックスでどのように英語を学ぶのかを解説いたします。
フォニックスはネイティブスピーカーから習うことが大切
フォニックスを練習するにあたっては正しい発音を身につけるために、ネイティブスピーカーの発音から学ぶと良いでしょう。英語の学童保育の明光キッズeでは、以下のように英単語が書いてあるカードを使ってネイティブの先生と一緒にフォニックスの発声練習をします。
◆ネイティブスピーカーがカードを使ってフォニックスを教えている様子
英単語のカードには、同じ発音をする単語が書かれております。
・hat（ハット）
・bat（バット）
・cat（キャット）
このように「ハット、バット、キャット」と、同じような発音の英単語をネイティブの先生と一緒に発声練習をおこなうことで、英単語の正確な発音を自然と身につけることができるのです。
また、単にフォニックスの発音ルールを学ぶだけですと、お子さまが退屈してしまったりするのですが、明光キッズeでは先生や友だちと一緒に発音したり、ゲームを織り交ぜて取り組むことで子供が楽しくフォニックス学習を続けられるよう取り組んでおります。一日のお預かりの中で、毎日20分間時間をとって練習していきます。
このような習慣を続けることで、先ほどの事例のように、お子様がご自宅に帰った際に何気なく発した英単語で、子どもがネイティブスピーカーのような流暢な発音を身に着けていることに気づき、保護者の方がびっくりする、といったことが起きています。
フォニックスを学習すると英単語の覚え間違いを減らすことができる
発音が良くなる点以外でも、フォニックスには学習面でよい影響があります。それは英単語を正しく読んだり、書いたりもしやすくなる、という点です。
小学校ではローマ字の学習も行うので、お子様によっては英語の読み方のルールと混同してしまう方もいらっしゃいます。例えば、自転車を表すBike（バイク）ですが、英語にも関わらず、ローマ字読みをして「ビケ」と間違って発音してしまったり、単語で「Baiku」のような書き間違いをしてしまう、というようなことが起こります。ローマ字の読み方のルールだけを理解していると、英単語を学習する際に単語のスペルミスをする人が多いのです。
フォニックスは、英語のスペルと発音の関係性を学ぶので、上記のようなローマ字にひっぱられるようなスペルミスを減らすことができます。フォニックスを学んでいれば、覚えた発音の規則性からも英語の正しいスペルを導きだしやすくなるので、スペルミスがフォニックスを学んでいない子よりも圧倒的に少なくなる傾向にあります。
フォニックスを学習すると英語の四技能も伸びる
フォニックスはスペルと発音の関係性を理解できるようになるため、発音が良くなるだけでなく、相手の言うことを正しく理解したり、英語の文章を読み書きする能力の向上につながります。
つまり、フォニックスは発音だけでなく、英語の四技能を伸ばすために役に立つのです。なぜなら、発音（聞く・話す）とスペル（読む・書く）の関係性を理解することは、四技能全てに関わってくるからです。
◆四技能とは？
① リスニング（聞く力）
② スピーキング（話す力）
③ リーディング（読む力）
④ ライティング（書く力）
そのためフォニックスと関係がないように思われるリーディングや、ライティングにおいても、初めて出会う単語をフォニックスのルールから発音を推測したり、また発音からスペルを推測して書くことができるようになるのです。
フォニックスを学んだ子どもであれば、学校で初めて見る英語の教科書でも、英単語を抵抗なく読めるようになるので、お子さまの英語学習が非常に有利になります。
フォニックスの最大のメリットは英語上達のスピードが速くなること
フォニックスの最大のメリットは英語上達のスピードが早くなることです。
英単語は発音とスペルにある程度、規則性があるので、フォニックスを理解することで、英単語のスペルを覚える際に、スペルだけではなく、発音によっても学習でき、短時間で多くの単語を効率的に覚えることができます。
また、フォニックスを理解することで、初めて学ぶ英単語もフォニックスのルールを利用して読み方を推測しやすくなり、新しい単語を覚えやすくなります。
つまり、英語の発音とスペルの組み合わせルールを理解できるということは、英語習得において英語力の土台を養うことであり、相手が言っていることを理解し、それを文字にした時にどう書かれるのかという英語の法則性を理解することにつながるのです。
それに加えて、正しい発音ができることで、子どもが英語に自信を持てるようになるため、英語学習に意欲的になることから、ますます英語上達のスピードが早くなるのです。
フォニックスの学習方法はお子さまが戸惑うこともある
お子さまが初めて英語をフォニックスで学ぶ際に懸念される点として、すべての英単語がフォニックスのルール通りに発音されるわけではない、ということです。英語のスペルと発音にはある程度の規則性はありますが、もちろん例外もあります。
またフォニックスを学ぶ前にローマ字を学んでいると、フォニックス学習法に最初は戸惑う子どももいるということもあります。
ローマ字で初めてアルファベットを学ぶと、先ほどの「Bike」の例をあげましたが、英語をローマ字どおりに読んでしまうことで、発音として間違った読み方になってしまうことがあります。また学校で習ったルールと違う、とフォニックスに戸惑ってしまう子どももいるのです。
ただ、キッズeではそのような子でも、ワークブックやカードを使って、先生や友だちと実際に英語を発音し、毎日楽しくフォニックスを20分間習うことで、スペルと発音のルールを体感しながら理解できるようになりますので、お子さまに正しい発音を身に着けてほしい、という方はぜひフォニックス学習を取り入れてみてください。
それでは、次にフォニックスに関してよくある疑問について解説してまいります。
フォニックスは何歳までに学習するのが良いのか？
英語は日本語の勉強法と異なるので、子どもが英語に対しての先入観の少ないうちに学ぶのが良いでしょう。先ほども解説したとおり、ローマ字や英語の知識をある程度習ってからフォニックスを学習すると戸惑う子どももいるからです。
ただし、お子さまが大きくなっていたとしても、フォニックスを正しく学ぶことで、結果として英語の上達が早くなるので、フォニックスを学ぶ機会があるなら学習すべきだと筆者は考えます。
明光キッズeでは年少（3歳）からフォニックスを学習できますが、小学生からフォニックスを学習して、発音とスペルのルールの感覚を身に付けられるお子さまが多数おります。
自宅学習でフォニックスを学ぶことは可能でしょうか？
フォニックスでは正しい英語の発音を身につけさせるには、ネイティブスピーカーによる発音で練習する方が効率的です。ですから英語が得意なお母さんも、フォニックスに関してはフォニックのノウハウがあるネイティブスピーカーの先生をお手本にすることがよいでしょう。
ただ、フォニックスの教材・アプリ、あるいはYouTubeでネイティブスピーカーがフォニックス用の音声や動画を提供しています。それらのネイティブスピーカーの正しい英語の発音をお手本にすることで、自宅学習でもフォニックスを学ぶことは可能です。
フォニックスの教材やアプリ、YouTube動画だけでは子どもが飽きてしまうことも多いので、お母さんは「よくやったね！」とお子さまのモチベーションを高めたり、あるいはお母さんも一緒にフォニックスを学ぶなど、お子さまをサポートすることを欠かさないようにしましょう。
英会話スクールでもフォニックスを教えてくれるのですか？
フォニックスに力を入れているキッズ英会話スクールもありますが、全てのキッズ英会話スクールが対応しているわけではないので、事前にホームページを調べてみたり、スクールに問い合わせてみると良いでしょう。
筆者の経験ですと、有名な英会話スクールでも、主に大人を対象としており、キッズ英会話もあわせて開校している、というようなスクールでは、フォニックスを取り入れていないことも多いように思います。フォニックスを学習させたい場合は、子どもに特化した英会話スクールや、学童保育にフォニックスの英語学習をとりいれている教室を探してみるのがおススメです。
英語の学童保育ではフォニックスは必ず学べるのでしょうか？
英語でお子さまを預かる学童保育でもフォニックスをレッスンに取り入れている教室はありますが、中にはフォニックスをレッスンに取り入れていない教室もあります。
その背景には、スクールによっては外国人の先生でも、フォニックスを指導するノウハウを持たない先生もいるためレッスンで教えるのが難しいケースもあるからです。
英語学習の中にフォニックスを取り入れるためには先生にフォニックスの指導ノウハウがあることが求めれられます。
フォニックスをレッスンに取り入れている明光キッズeでは、先生の採用に関しては、ネイティブスピーカーやネイティブスピーカーに準ずる発音ができることを確認したうえで行っており、またフォニックスをしっかり指導できるようにしています。
まとめ
本日はフォニックスについて解説しました。お子さまの今後の英語学習について考えると、子どもが小さいうちにフォニックスで学習することで、英語学習のスピードを速くすることができるようになります。
わたしたち明光キッズeでは、お預かりしているお子さまに毎日のお預かり時間の中で、ネイティブスピーカーの先生と20分間のフォニックス学習をするようにスケジュールしており、日々繰り返しフォニックスを学ぶことで、自然と英語の発音を身に付けることができます。
もし、フォニックスや学童保育に興味がある方は、以下の明光キッズe公式ページより、お近くの明光キッズeを探してみてください。
